夏涼しく冬暖かく
夏は湿度を下げると涼しい
今年の夏は暑かった!! 急激に寒くなり今はもう暖房です。
これまでの夏は事務所のクーラーはつけても一週間ほどだったのですが、今年は連日クーラーをつけました。ただし除湿機能を使い、外気温が36℃の日、室温は30℃で湿度は60%くらいです。外から入るとひんやりと涼しく感じます。ただしこの数値を不快指数表で調べると80くらいでかなり高いのですが・・・あとは扇風機を利用してゆるい風をおこしたことです。快適感は温度と湿度と風ですね。
不快指数=0.81x気温+0.01x湿度(0.99x気温-14.3)+46.3
2階のエアコンで1階も涼しく
築15年の事務所は2階建てで1階が17.5坪、2階が9.5坪で27坪です。2階は屋根勾配なりの天井なので低い所もあり、1・2階は吹き抜けでつながっています。建てた時は2階に1台、1階に1台と考えて電気配線をしたのですが試験的に2階だけにエアコンをつけました。足りなかったら1階にもつけることにし、その後ずーっと2階のエアコン1台で事務所全体の冷房をしています。しかもフル回転しなくても除湿-2℃くらいで充分快適です。
冬はコンクリートに蓄熱タイプの床暖房
打合せコーナーはコンクリートにライムストーン、事務所はコンクリートにタイルカーペット貼 コンクリートの中に温水パイプが入っている暖房はコンクリートの蓄熱性を利用した床暖房です。コンクリートの中に架橋プラスチック管を配管してそのなかに温水(不凍液)を通すもので、コンクリートの一度温まったら冷えにくい蓄熱性を利用しています。暖房はこれだけで2階も暖かくなります。
事務所は形が単純で吹き抜けで一室空間であることが特徴です。断熱材を丁寧に入れ、窓は試験的に木製サッシです。
省エネのこと、快適な室内空間のことを考えると気密性と断熱性は欠かせません。内部結露を起こさないために室内から外部へ向けて透湿抵抗の高いものから低いものへと順番に張っていくこと、気密は外に貼るボードと透湿防水シートでとれば呼吸する壁でありながら気密性を高めることができます。次はコンクリートの蓄熱性を利用して深夜電力の安い電気を使ったヒートポンプでの床暖房を考えています。エネルギーを極力使わないでも快適な家を目指そうと思います。