三島由紀夫展Ⅳ
平成23年2月26日(土)~3月21日(月)
開館時間 10:00~17:00(入館は4:30まで)
休館日 月曜(3/21は開館) 入館料: 500円
会 場 隠し文学館 花ざかりの森
毎年一回春に開催されている三島由紀夫展、今年もその時期がやってきました。先日館長さんから準備が整ったとの知らせを受けて一足先に行ってきました。四回目となる今年のテーマは
“三島、35歳の軌跡をたどる”
毎年テーマを変え、合わせて展示も変わります。今年はかなり大幅な変更がされていました。館長さんの思いが展示方法にも表れていて、建設当初に考えられた順路が逆になっていました。随分悩んだとか、でも見せたいものを見せるにはその方がいいと決心して変えたということでした。いつも驚かされるのは三島由紀夫という一人の作家に対するそのあふれんばかりの情熱です。
35歳の軌跡の展示コーナー
35歳の軌跡の表 これを調べるだけでも大変そうです
35歳の三島は絶頂期だったのかと展示を見ていて感じました。仕事の量も膨大なものです。私は時々作家の頭の中はどうなっているのだろうと思うことがあります。完成された作品からはその謎はなかなか解けませんが、今回の展示ではその完成の軌跡を見たあと、一年間に書かれたさまざまな批評やエッセイを読めるように配慮されていました。小説と違ってエッセイは作家の考えている事が直接伝わってきます。何を考えていたのか、卑近な事などをどう見ていたのかを知ることができて面白く、しばらく読みふけってしまいました。横には老眼鏡も準備されていました。
エッセイが読みやすいように整理されて
昨年一年間に出版された三島の本(一部)
2階へも自由に行けます映画のポスターが飾られています
三島が出演しているポスターもあります
お花もたくさん 横は館長さんです